Last Updated on 2023年10月4日 by side8
ツーリングを再開するに当たっての課題は体調、具体的な経緯は割愛するけど、心臓と膵臓に病歴がある。これまで3回程死にかけた。一日に飲んでいる薬は減った今でも24錠。これは終わりが無い。
最初に発病した当時の体重は55〜60kgくらい。数値も正常で、それまで風邪すらひかなかった。その後年を追う毎に悪化、内分泌の異常が判明したのは10年以上経ってからだ。これまで心筋梗塞2回(軽度のものを入れると3回)、酒タバコは15年くらい前に止めた。大食いでも無い。なのに重症膵炎でも死にかけた。その時の数値が余りに異常で原因が判明、その半年後胸痛が再発、予防含めて冠動脈バイパス手術と相成った。
エレンタール。重症膵炎で15日間絶飲絶食後の最初の一食。今は改善されているけど、当時は生臭くて飲むのに苦労した。
病後は旅資金の総てが入院費や通院費に消えていった。「助かった」のだから有意義なお金の使い道だけど、気長じゃないとやってられない。正直リハビリ含めると決して楽では無かった。病は心も蝕むから、一年くらいだろうか、毎日「明日は心療内科へ行こう」と考えていた。
体調が一定のレベルまで戻ると心も快復するので、時間が解決はしてくれるのだけど、以前とは違う体を受け入れられずイラついた。簡単に出来たことが出来なくなるのだから。医師によると、心機能は大体65%程度に低下、経緯から見るとかなり良好との説明は受けた。でも一度内臓がダメージを受けるとは元には戻らない。一時期は記憶力も劇的に低下して酷い物忘れに自信を失った。折り合いを付けるのにどれだけ時間が掛かったことか。
2023年現在精神的には復活した。けれども、問題は2022年秋頃から胸痛が再発。2022年年末には掛かり付けの町医者と総合病院の主治医に相談したところ、命に関わるような問題では無いとの診断、でも症状が出ているのでまずは様子見となった。
ところが2023年5月頃から更に悪化、今は症状が出ると歩くこともままならず、ニトロが手放せない。電話で相談したところ「まずは心臓外科で見てみましょう」となった。近々受診する。
最悪再手術だと入院二ヶ月程度、リハビリ含めると一年以上を要するので忍耐が必要になる。経験してるから次に来る痛みが分かり恐怖も一入だ。体への負担や入院費も大きいが、仕事への影響で、思うように旅の資金が稼げなくなる。
「まさか自分が」と思っていたので生命保険にも加入していない。手術代含む入院費は高額医療制度や更生医療制度の公的制度があるので何とかなるけど、退院後も通院は長く続くし、検査によっては数万円の費用が掛かる。薬代もバカにならない。
でもまぁ、バイク乗って旅がしたいなら頑張るしか無い。目指せ北海道。